国分寺 精神科 心療内科 大学通り武蔵野催眠クリニック メンタルクリニック

平成30年５月25－26日に大阪の関西医科大学で開催された、日本臨床催眠学会主催の研修会に参加してまいりました。最近は仕事が忙しくてなかなか参加できずにきたこともあり、とても新鮮な体験になりました。

1日目は大阪で皮膚科クリニックを開業し、日本心身医学会の役員なども務めておられる羽白誠先生による研修で、催眠の歴史や定義から始まり、その利用、適応、さらには実際に催眠に誘導するための方法なども含めた基礎的なもので、良い復習となりました。

ただそれよりも勉強になったのは、自身もファシリテータとして、参加者の皆様が催眠誘導を行う実習に関わった体験です。催眠への入り方はその人その人によって異なり、そういう意味では毎回毎回が新たな体験になります。基本的に私がさせて戴いたのは参加者同士が催眠の練習をするお手伝いでしたが、皆様が少しずつ催眠のスキルを身につけられたり、その体験を通して催眠の良さを実感して戴けたりするのはとても嬉しく、喜ばしいことと感じました。

2日目は龍谷大学の吉川悟先生による、初回面接の際のセラピストの振る舞い方についての研修でしたが、講義の後の実習が充実したもので、その後非常に疲れましたが（笑）、とても身になったように感じています。初回面接はクライエントさんに初めて会う機会になりますが、その際の情報量はとても多く、また重要なものになり、その後の治療過程を示唆しているともいいます。そして、その短い時間の中でクライエントさんと信頼関係を作ったり、クライエントさんが快くご自身で話せたと感じて戴ける体験にすることはとても大切です。それだけにセラピストの技量を問われる機会ともなり、今後も姿勢を正して精進していきたいと思います。