糖尿病に対する催眠療法
2019年6月12日
近年、生活習慣病、メタボリックシンドロームなどの文脈で語られることの多い糖尿病ですが、実は糖尿病には大きく分けて2つの型があります。1型糖尿病というのは若い方に多く、膵臓のβ細胞に対して抗体ができてしまう自己免疫疾患です。β細胞からはインスリンが分泌され、それによって血糖がコントロールされるのですが、β細胞が自己抗体によって破壊されてしまうとインスリンが十分に作れなくなります。そのため、注射によってインスリンを補充するのが治療となります。一方2型糖尿病は中高年の方に多く、生活習慣や遺伝の影響でインスリンがβ細胞から出にくくなったり、インスリンの効きが悪くなったりするもので、治療としてはまず食事療法、運動療法がすすめられ、内服薬、インスリン注射も考慮される場合があります。
糖尿病と付き合うのが難しい大きな理由の1つは、ずっと付き合っていかなければならない病気であるからでしょう。食事についての気配りや運動を続けていくのは地味な努力で、すぐに結果を手にするというわけにもいかず、モチベーションを維持していくのも大変ですよね。1型糖尿病の方は若年発症で、幼い頃は親御さんが配慮してくださるものの、思春期以後は自立心が高まり、なかなか親の言うことも聞きたくなくなったりするという難しさもあります。
催眠療法は糖尿病の根本治療にはなりませんが、患者様が病気とうまく付き合っていくために役に立つといわれています。催眠療法のターゲットになるものとしては、体重のコントロール、ストレスへの対処法、運動、睡眠などがあげられます。そのためには、糖尿病をコントロールしていけるとの自信を高め、回復の期待を持っていただくことが大切で、リラクセーションを土台にする催眠がよく利用されます。リラクセーションベースの催眠は、低血糖に対する不安や注射針に対する恐怖を改善するために使われることもあります。催眠に入る準備段階でまず、患者様がご自身の病気とそれに対処する適切な方法を理解していただく必要がありますが、一方で患者様個々人の悩まれ方、病気との付き合いにくさというものがあるので、それを治療者が十分に受けとめた上で、患者様に合ったサポートの仕方、催眠暗示を工夫することもとても大切です。
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